第32回東京網走会が開催されました!

 さる1013日、新宿の京王プラザホテルで第32回東京網走会が開催されました。今年は穏やかな秋空のもと、来賓の方を含め約120名の参加者が集いました。今年は、311日の東日本大震災を受けて会場受付には義援金募金箱も設置され、真心の義援金を募いました。

 さて、大西事務局長の開会宣言で総会が始まり、第32回東京網走会総会の開催にあたり水野会長からの挨拶がありました。

会長に就任され2年目にあたり、100名を超える参加者に感謝と今回の初参加の方が40名以上参加されたことにこれからの東京網走会にとって心強いとの話しがありました。また、今年の東日本大震災をうけて今回は、チャリティー・オークションでの売上金全額が日本赤十字社を通して東日本大震災義援金とさせて頂くことを紹介されました。

 続いて、伊勢谷会計監査から平成22年度会計決算報告、新年度予算の承認等について説明があり、全員の拍手で承認されました。


 ついで、司会の下谷さんより来賓の紹介がありましたが、昨年の12月に網走市長に就任した水谷洋一市長を始め網走市より5名の参加者。その他各地のふるさと会等合計14名の来賓紹介がありました。その後、東京網走会名誉会長の水谷網走市長から来賓を代表して挨拶があり、「おばんです」とのなつかしい一言から話しが始まりました。

ご自身の略歴を紹介され、15年前に叔母と東京網走会に出席された思い出話をされました。大場市政を受け継ぎ新しい網走を築く決意を披露し、網走の財政危機も脱皮したとの話があり、「漁業の秋シャケ漁獲量は4万トンで1割増し、漁獲高が六千万円と元気なお陰で七千万円の税収入が増えた。観光もスポーツ合宿に実業団などが2割増しの利用で1億円の波及効果があった。」など網走の現況を紹介されました。


ついで、工藤英治市議会議長からの挨拶があり、4月の市議会議員選挙では7名の新人が当選し、世代交代を感じさせることを紹介。網走が元気な事、市長と共に頑張る決意を話されました。

 その後、新幹事紹介があり、東京常呂副会長もされている勢旗加代子さん、昨年の東京網走会でお箏を披露した木田敦子さんが就任挨拶されました。木田さんは、水谷市長と同級生であることも紹介されました。

 大西事務局長の閉会挨拶で総会は終了し、例年通り、伊勢谷さんの司会で懇親会が始まりました。

 最初に司会の伊勢谷さんから、シャンソン歌手の松宮一葉さんを紹介。当会会員で網走向陽高校(現網走桂陽高校)卒業、札幌「銀巴里」でデビューし、都内のライブハウスで活躍されています。ピアノ演奏は松宮さんのご親友である芹田直彦さんが弾かれました。一曲目は、「私にバラを」、二曲目の「北のふるさと」は網走の故郷を思い浮かべる曲でした。その後「砂の家」、イタリアの曲「ピュース」を熱唱されました。秋にふさわしく自然と人生を歌い上げ、心に染み渡る歌声で、会員の皆さんがうっとりと酔いしれていました。司会の伊勢谷さんからシャンソンは歌というより「歌語り」だとの話しをされていたのが松宮さんにピッタリの言葉でした。

 松宮さんの「シャンソンの調べ」が終わり、山田庫司郎市議会副議長の乾杯で会員同士の歓談、飲食がスタートしました。

 歓談の中、中西監査役より網走の商品紹介と震災チャリティー・オークションの説明がありました。

 展示提供の商品は、魚醤油(鮭太郎・鱒次郎)・カラフトマスとば〈網走第一水産加工業〉、シェフめし・かに丼〈マリン北海道〉、シジミ味噌汁〈(有)角崎商店〉、くじら北海煮〈下道水産〉、マスせんべい〈横山かまぼこ店〉、炭焼き蒲鉾〈(株)北見食品工業〉、菜根糖(さいこんとう)〈(株)フジイシ〉など都内では、手に入らない珍味ばかり。あっという間にチャリティー・オークションで完売しました。

 チャリティー・オークションでは北のグルメセットのほか、水野会長手作りの陶器や高橋典照さんからはオリジナルショールやTシャツ、書道家で幹事でもある諸留洋子さんの「書」の作品、日本画家で幹事の長谷川さんが描かれた「帽子岩」の絵画がオークションにかけられ、普段では絶対買えないお得な価格で購入されました。

 バイキング形式の食事やお酒を飲みながら、懐かしい同級生、或いは知り合いと更に網走から来た市長以下の皆さんと和気あいあい楽しく懇談を続けました。昭和32年当時の網走の地図も掲示され、その地図を見ながら自分が住んでいた所を確認しあい、懐かしがっていた人も大勢いらっしゃいました。

 そして、これを楽しみに参加される方もいらっしゃる!お楽しみの抽選会が、例年通り小田島さんの司会で始まりました。今回は、全員に当たる郷土のお土産(A. いくら醤油漬け、B. 毛がに2尾入り、C.タラバシャブシャブセット、D.カニステーキ)の抽選がありました。今年もお互い欲しいものを「バクル」光景がみられました。

ついで、特別抽選会です。会費の領収書の番号により抽選して当たる、毎年自分の運試しができる抽選会です。網走市長賞(いくら醤油漬け5本、オホーツク大地セット5本)、会長賞(北都オホーツクグルメセット3本)、こ豆賞(コーヒーセット7個〈提供:小田島司氏〉、サッポロビール賞(「金のオフ」6本入り12本)、北海道国際航空賞(東京・女満別往復航空券1名)等多くの方から御寄付を頂いた景品について抽選が行われましたが、抽選が当たるたびに歓声が上がったり、ため息が聞こえたりと当たった人も当たらなかった人もドキドキ感を味わえるひと時を過ごしました。

 抽選の終了後、チャリティー・オークションの売上金が十二万円となった事が発表されて、売上金すべてを東日本大震災義援金として寄付されることの話しがありました。

 大西事務局長の閉会の挨拶で無事に第32回東京網走会の閉幕となりました。

 来年の再会を期して解散となりましたが、帰りにはこれも恒例の網走のカレンダーに、「網走の天然水」などをお土産にまた、来年の再会を誓い合ってお開きになりました。

 今回は大西事務局長、佐々木副事務局長、清水副事務局長以下新任の幹事の方を含め、各役員が奮闘され、無事終了することができました。役員の皆様、お疲れ様でした。

 例年来られている方で今回参加をされなかった方が見受けられます。体調が悪かったり、諸事情で参加できなかったりだと思いますが、来年は元気に参加できるように、声掛けをしていただき一緒に参加していただくと幸いです。


文責: 幹事  働々 敏明)
(写真: 副事務局長 清水 英雄)

(編集: HP担当網走通信員 高橋和憲)