▽第34回東京網走会が開催されました!
 

 1023日(水)、新宿京王プラザホテルにて第34回東京網走会が開催されました。台風27号が関東圏を通過するという予報があり、お天気が心配でしたが、皆さん日頃の行いが良いせいで雨天にならず、来賓の方々を含め約150名の参加者が集い、盛況に開催することができました。

 午後6時の開催前に、会場入口の受付コーナーで網走出身のシンガーソングライター越山元貴さんが「知床旅情」、「大空と大地の中で」の2曲を歌い、続いて同じ網走出身のキリガミアーティスト・キリガミスト千陽(ちあき)さんが切り紙の芸を披露してくれました。出来上がった紙の蝶々、ペガサス、ピカチュウ、パンダ、似顔絵などは会員の皆さんにプレゼントしていただきました。

 定刻通り、下谷幹事(司会)の開会宣言で総会が始まり、冒頭に水野会長から、今回の東京網走会は100名を超える会員の参加に加え、来賓に網走出身アーティストの皆さんを合わせると約150名の人たちに、ご多忙中のところ出席いただいたと、感謝する挨拶がありました。さらに、東京網走会の発足時を振り返り、当初、会員数約350名だったが、現在は1,300名弱の会員数まで増加したと報告、網走市から支援をいただき、第34回まで続けることができたことに謝意を述べられました。また、高齢化が進む中、故郷のサポーターとして何ができるかを考え、東京網走会として、網走の文化交流事業に一体となって貢献すること、来年35回目を迎える東京網走会は、記念となる盛大な会にしたいなど、決意を述べ挨拶を終わりました。

  伊勢谷会計監査が欠席のため、代わりに大西事務局長が平成24年度会計決算、新年度予算について報告、全員の拍手で承認されました。

 続いて、司会の下谷さんが来賓を紹介し、網走から水谷洋一市長を始め市議会議長及び市議会議員、商工会議所副会頭、武部新衆議院議員、その他各地のふるさと会等から総勢33名の出席になったと報告がありました。

 

 東京網走会名誉会長の水谷網走市長が来賓を代表して挨拶、今回は13名の市会議員が出席してくれたことにお礼を述べたあと、網走の近況を紹介し、その中で北村譲二商工会議所副会頭が実行委員長となり、東京網走会幹事の諸留大穹(もろどめたいきゅう)さんが主催する書道団体「音羽の会」と芸術文化の交流合宿を推進する取り組みに東京網走会の協力があったと謝意を述べました。また、昨年「ふるさとアーティストフェスティバル プレ」を開催し、今年は、第一回として「ふるさとアーティストフェスティバルin網走」が開催されたことを報告しました。今年の5月は、日照時間が10時間しかなく農作物に影響があったが平年並みの収穫だったこと、ほたてが昨年より120%豊漁の割に値段が85%増になり、収入が倍になる漁師がいるほどで鮭も豊漁、白夜のように明るくなる漁り火があちこちに見られ「いか」が大漁、ブリが高水温の影響で大漁であるなど漁業が盛況との話がありました。オホーツク海でクジラやイルカのウォッチングができるという話もあり、観光も前年並でスポーツ合宿も延べ1600名の来訪、「モヨロ貝塚館」が100年目を記念してリニューアルオープンし、14000名の来館があったこと、ソーラー発電が能取湖のほか潮見にも建設中で、1000軒分の電力がまかなえるなどの話もありました。
また、日本体育大学が「日体大特別支援学校」の設立を発表し、2016年度に開校予定。2020年のパラリンピックに金メダルを取る選手が育つのを期待する話もあり、最後に網走への協力を要請して挨拶が終わりました。


 続く小田部善治市議会議長の挨拶は、東京網走会を支えてきた成ヶ澤さんや林さんにお世話になった話で始まり、故郷を共有する席に来賓として招待されたことに感激、感動していると述べ、網走を盛り上げるには出会いをどう生かすかが課題との話をされました。市会議員も若い世代が増え、将来網走が発展するには、東京網走会の協力に期待したいと挨拶を終えました。

 「網走管内存続の会」からの祝電を披露したあと、大西事務局長の閉会挨拶で一部の総会は終了し、今年は、網走から久しぶりに出席した高橋和憲さんの司会で二部の懇親会が始まりました。高橋さんは、5年前網走にUターンして東京網走会の網走通信員としてホームページ作成、網走と東京網走会を結ぶ情報の架け橋として尽力されています。

  二部は山田市議会副議長の音頭で乾杯をして懇親会が始まりました。

来賓を代表して武部新衆議院議員が挨拶、東京網走会の終了後に安倍総理と会食されるとのことでした。

網走市教育委員会社会教育部社会教育課生涯学習係長の篠原さんより「ふるさとアーティストフェスティバル2013in網走」の紹介と芸術文化合宿「音羽会書アート展」の大成功の様子を話し、芸術文化合宿推進者の北村実行委員長と諸留さんが「芸術文化合宿」について報告しました。篠原さんから東京網走会の協力に感謝とこれまで以上の支援依頼の話がありました。

 さらに、篠原さんが「ふるさとアートフェスティバル」に参加した網走出身や網走にゆかりのあるアーティストを紹介、チェロリストの大澤哲弥さん、キリガミストの古田千陽さん、シンガーソングライターの牧野公美さん、ピアニストの菊地彩さん、シンガーソングライターの越山元貴さん、ギタリスト・ミュージシャンの町屋雄三さん、箏奏者の木田敦子さん、作詞家の都丸悠さん、ヴォイストレーナーでシンガーの金澤このみさんの挨拶がありました。皆さんアーティストとしてこれから益々活躍を期待したい方ばかりです。

 網走市水産漁港部水産漁港課漁政係長の石垣友伯さんより網走の水産加工品の数々を紹介されました。「ますせんべい」など今まで食べたことのない物もあり、興味津々の商品紹介でした。

  司会を小田島さんと松原さんに交代してくじ引き抽選会がはじまり、はずれなしの3角くじでは、A(わかさぎの佃煮)B(いくらの醤油漬け)、C(わかさぎの佃煮)、D(毛ガニ)、E(わかさぎの佃煮)となりました。輸送の手違いで「わかさぎの佃煮」は後で宅配することになりました。「わかさぎの佃煮」が当たった方は、帰りの荷物にならず良かったのかも?3角くじの内容が決まったあとは、恒例の特別賞抽選会です。網走市長賞「いくら醤油漬け」5本、「オホーツク大地セット」5本、網走市議会議長賞「ホタテ燻油」5本、「菜根糖セット」10本、水野会長賞「北都オホーツクグルメセット」3本、こ豆賞(提供:小田島司氏)「コーヒーセット」7本、中西賞(提供:中西仁史氏)「高級緑茶セット」1本、ルピナスデザイン賞(提供:高橋典照氏)「ショール」2本、網走水産加工振興会賞「いくら醤油漬け」、「ホタテ貝柱」、「鱒の筋子」、「鮭の筋子」、「蒲鉾セット」、「カニの足」など、会費の領収書の番号により抽選して当たるので、その番号が呼ばれるたびに喜びの拍手やどよめきがあり、大変に盛り上がりました。


 さまざまな方のご紹介やお話が進む中、バイキング形式の食事をいただきながら、懐かしい同級生、或いは知り合いと更に網走から来られた市長以下、皆さんと和気あいあい楽しく懇談を続けました。水野会長からいつも誘われて、今回初めて参加された方もいらっしゃいました。同級生や知人の同郷の方に、恒日ごろ東京網走会へお誘いすることの大切さを実感しました。


 最後に有南副会長の閉会の辞がありました。来年の35回目となる記念の東京網走会を盛り上げたいとの話の後、三本締めで無事に第34回東京網走会の閉幕となりました。

  来年の再会を期して解散となりましたが、帰りにはこれも恒例の網走のカレンダーに、サッポロビール様よりご提供の「極ZERO」、「網走の天然水」、「網走タイムズ」、「LOVEあばしり」などをお土産にまた、来年の再会を誓い合ってお開きになりました。

  今回は、水野会長陣頭指揮のもと大西事務局長、清水副事務局長以下幹事の方を含め、各役員がそれぞれの持ち場で奮闘され、無事終了することができました。また、高橋和憲さんには急遽、司会のピンチヒッターをしていただき感謝いたします。役員の皆様、お疲れ様でした。



 今回の総会は、例年になく参加者が多く、初めての参加やアーティストの方が参加しての盛り上がった東京網走会になったと思います。反省することも多少ありますが、35回記念の来年を新たな参加者が増える東京網走会総会・懇親会にしたいものです。来年も盛大に開催しましょう。



年に一度の東京網走会に若い力が加わり、来年の第35回記念開催が楽しみです。今回のツーショットで締めくくります。



(文責: 幹事  働々 敏明)
(写真: 副事務局長 清水 英雄)
(編集: HP担当網走通信員 高橋和憲)