▽第38回東京網走会開催!
10月16日(月)、新宿京王プラザホテル本館4階・花の間で第38回東京網走会総会・懇親会が開催、秋雨が降る気温の低い日にもかかわらず、来賓と会員・総勢120名を超える参加者が集いました。
会場には「第3回FURUSATOアーティストフェスティバル」(網走エコーホール&アトリウムロビーで開催)のポスターや網走の水産物、特産品などを展示、その試食品も用意しました(網走市農林水産部水産漁港課が提供)。
下谷幹事(司会)の開会宣言で、総会が始まり、最初に水野会長が挨拶、初めて参加する会員が10名程増えた、新会員の加入は大変心強く、東京農業大学オホーツクキャンパス卒業生の入会も期待している、若い会員の参加に知恵を絞り、今回はアーティストフェスティバルに出演した若手や、網走から上京して学業に励む大学生を招待、新幹事に若い2名を加えたと、報告しました。
今春、網走で開催した「三人展プラスワン展」(前衛書家の諸留さん、水彩画の藤島さん、陶芸の水野会長に加え能面を彫る山口さん)について触れ、網走で素晴らしい出会いがあったと振り返り、最後に水谷市長ほか来賓の皆さんや、故郷の仲間と、いろいろな話に花を咲かせていただけると幸いですと、挨拶を締めくくりました。
大西事務局長から平成28年度会計決算、新年度予算について説明があり、会計監査の斉藤正人さんから会計が適正であったと報告があり、全員の拍手で承認された後、新幹事になった高野源弘さんと金澤このみさんの紹介があり、高野さんは平成2年南ヶ丘高校卒業、司法書士の仕事をしている、金澤さんはボイストレーナーと歌手を両立、アーティストフェスティバルに出演したことがあると自己紹介しました。
水谷洋一網走市長、市議会議長と議員、商工会議所・北村譲二会頭、北海道東京事務所・田中浩之副所長、佐藤伸弥道議会議員、友好ふるさと会など合わせて27名の来賓の紹介があり、名誉会長の水谷市長が来賓を代表して挨拶、「おばんでございます」といつもの呼びかけの後、網走の話題を以下の通りまとめて紹介しました。
1)11月1日に網走商工会議所、新会頭に北村譲二氏を選出就任。
2)網走産食材のおつまみとドリンクのセットをあらかじめ購入したチケットで市内のお好みの飲食店を選んで飲み歩きがリーズナブルにできる「ABASHIRI秋バル」を11月に開催、ラリースタンプを集めてアンケートに答えると網走オリジナル手拭いプレゼント、後日抽選で網走特産品が当たるチャンスもある!
3)12月1日には、老朽化した市直営の養護老人ホーム「静湖園」の後継施設として、こが病院と社会福祉法人網走福祉協会が民設・民営で運営する新たな養護老人ホーム「ふれあい館」が大曲にオープン。
4)1月28日にはJR北海道「流氷物語号」が釧網線網走〜知床斜里間で運行。
5)4月17日に知的障害のある高校生にスポーツなどを柱とした教育を行う日本体育大学附属高等支援学校が開校。新入生19人のうち17人が寄宿舎に入り、新たな生活をスタート。日本初の学校で定員40名のオープンキャンパスに215名の応募。11月19日に開学式が行なわれる。
6)6月に30年ぶりにミンククジラを水揚げ。調査捕鯨が13日に始まり、47頭を捕獲。調査後に市内外の市場に出荷された。
7)2000名を越えるアスリートが網走で合宿。
最後に、東京網走会の益々の発展と、東京網走会の皆様のお力をいただき、網走へのご指導、ご支援を今後ともお願いしたいと挨拶しました。
工藤英治市議会議長は、5年ぶりに参加したと謝意を述べた後、昔の網走川はスケートができるほど氷が張り、海は流氷で漁船が出航できなかったりしたが、今は氷も薄く北極圏周りの船が来航していると、昔を懐かしむ話がありました。気候の温暖化でイカ・サンマ・スケソウダラの漁獲は半減、サケ・マスも不漁続きだが、網走は医療や介護、福祉などの環境が人口の割に恵まれ、海・山などの自然が豊かで住みやすいので、ふるさとを守る努力を惜しまないと決意、これからも東京網走会と交流を続け協力し合うことに期待すると挨拶しました。
総会が終了、第二部の懇親会は斉藤正人さんの司会、渡部眞美市議会副議長の乾杯の音頭でスタートしました。
幹事の松原美里さんから、フリーペーパー「LOVEあばしり」が「フリーペーパー大賞」に応募、2016年11月は100誌中9位だったが、今は22位とのこと、QRコードで投票に協力して欲しいと、応援要請がありました。
北海道東京事務所副所長の田中浩之さんから「おいしい街
網走」のことや観光列車モニターツアーを進めている話があり、1月に釧路・網走間で開催するとのこと。東京網走会が末永く発展することを期待していると挨拶がありました。
さらに、佐藤伸弥北海道議会議員と北村譲二網走商工会議所会頭より東京網走会へお祝いの挨拶がありました。
網走市企画総務部企画調整課の新井田篤志企画係主事から「ふるさと納税・応援人」事業で7億3千万円のふるさと納税があったこと、網走応援事業として網走のPRをしてくれる方を募集しているなど話がありました。
網走市農林水産部水産漁港課の竹岡亮漁政係主事が魚のイラスト入り帽子をかぶりアピール全開!「網走の水産物」試食としてクジラ、ホタテ、イカなど、抽選会の賞品には、できるかぎり喜んでもらえるものを用意、横浜ベイホテル東急の北海道フェアイベントに網走食材を出品、10月25日(水)に水谷市長が特別ゲストとして参加することなどを紹介した。
網走市教育委員会社会教育部社会教育課生涯学習係長の小西正敏さんからは、平成25年に始まった芸術文化合宿の取り組みについて、音羽会(書道)や「三人展プラスワン展」(水野会長、諸留副会長、藤島さん、山口さん)の企画を通じて市民と交流でき有意義だった話と、「第3回FURUSATOアートフェスティバル」に出演した網走にゆかりのあるアーティスト、様々な分野で活躍している方の話があり、シンガーソングライターの越山元貴さんと花神由季(通称チャーモ)さん、クラリネット奏者の澤目未樹さん、バイオリン奏者・片山さやかさんの紹介もありました。
幹事の松原さんが中村守宏さん(東農大卒)を紹介、中村さんは飲食店の経営者で、オホーツク流氷館に「café & restaurant 360」、網走市内に焼き鳥カフェ「一席八鳥」ほか5店舗の敏腕オーナー、出身地の浅草に「CRAB RED CURRY」というカニカレーのお店も出店しています。浅草へお越しの節は、ぜひ寄ってみてください。中村さんと懇談した際、「東農大のOB会を広げて東京網走会にどんどん参加者を集めたい」と、話していたので期待しています。
司会が中西さんと松原さんに交代、くじ引き抽選会がはじまり、全員当選の3角くじは、A(網走産しじみ)とB(いくら醤油漬)のどちらか、参加賞に毛ガニがなくなったのは持ち帰るのが重いから、景品にワカサギがないのは網走で獲れなくなったからと説明があり、お互いの欲しいものを「ばくってください」と、久しぶりに聞く懐かしい方言に癒されました。恒例の特別賞抽選会は、網走市長賞「いくら醤油漬け」5本、「オホーツク大地セット」5本、網走市議会議長賞「ソフトホタテ」15本、網走水産物賞「網走水産物詰合せ」5本、網走商工会議所賞「お菓子詰合せ」8本、水野会長賞「マルサ食肉店ジンギスカンセット」3本、サッポロビール賞「麦とホップ6缶」12本、こ豆賞(提供:小田島司氏)「コーヒー豆セット」5本と、例年より当選本数が多く、会費の領収書の番号が抽選で呼ばれるたびに、喜びの声や落胆のため息があり一喜一憂し、何か抽選で持って帰らないと奥さんの機嫌が悪いと囁く人も居ました。
抽選会が盛り上がり、バイキングの食事と酒を飲みながら、久しぶりに会う同級生や先輩後輩、網走市長ほか故郷の皆さんと和気あいあい話しているうちに、高校時代の後輩だったり、祖父の知り合いだったりと新しい出会いがあり、名刺を交換する場面もあちこちで見かけました。新しい出会いは、東京網走会参加の大きな成果、どんどん親睦の輪を広げて行きたいものです。
閉会の辞は諸留副会長で、網走の文化芸術合宿の活動が隠れた才能を引き出す場であると紹介した後、三本締めで閉幕しました。
名残惜しそうに会場に残って話をしている方々も居りましたが、出口で恒例の網走土産「詩季あばしりカレンダー」や「網走の天然水」、「網走タイムズ」、「LOVEあばしり」などを手に、来年の再会を誓ってお開きになりました。
水野会長のもと大西事務局長、清水副事務局長ほか各役員と幹事がそれぞれの持ち場で汗を流し、第38回総会・懇親会は無事終了しました。第39回は、もっと若いメンバーが増える東京網走会にしたいものです。来年もまた盛大に開催しましょう。
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(文責 幹事 働々 敏明)
(写真 副事務局長 清水 英雄)
(編集 網走通信員 高橋 和憲)