「鎌倉散歩」 (その4) 東京網走会副会長 得田 皓則
あまり花のない時期ですが、瑞泉寺に行くと秋明菊が咲いていました。鎌倉駅から歩いて40分位、網走駅から南校か向陽に行く位の距離でしょうか。歩くとすれば、途中、鶴岡八幡宮、日本の三大天神の一つと言われる菅原道真を祀る荏柄天神社、更に、護良親王の幽閉で有名な鎌倉宮と見物しながら、谷戸奥に瑞泉寺があります。瑞泉寺のあるあたりはかつて紅葉ヶ谷と言われた所ですので、紅葉の頃には瑞泉寺を始め見所が多くあります。バスでは鎌倉宮迄いき、そこから15分位です。瑞泉寺
嘉暦2年(1327)鎌倉幕府の重心であった二階堂氏が創建、その後、夢窓疎石に帰依した足利基氏によって瑞泉寺と改名され足利氏の菩提寺として栄えた。関東十刹の第一位。
細い参道には梅林が続きスイセン、ツツジ、ボタンなど多くの草花があります。特に、梅は有名です。
山裾には夢窓疎石の指図によって作られた国指定の池泉式庭園があります。
風光明媚な瑞泉寺には多くの文人が訪れ、古くは吉田松陰、その他、吉野秀雄、久保田万太郎、大宅壮一、山崎方代等の文学碑があります。
(2004年10月17日)