「鎌倉散歩」 (その30) 得田 皓則
◎満福寺満福寺は龍口寺から一駅の腰越駅から直ぐにあります。龍口寺から歩いても5〜6分の所にあります。
満福寺は真言宗大覚寺派で、山号は龍護山、開山は行基である。奈良時代、聖武天皇が関東の流行り病を治めるため行基を下向させ建立したと言われる古い寺である。
▽満福寺本堂
源義経が兄頼朝から鎌倉入りを拒まれ逗留したのが当地と言われる。頼朝の勘気を解くため、大江広元宛に取りなしを依頼した「腰越状」の案文と称する古文書が残っている。堂内には頼朝に絡んだ逸話が見応えのある鎌倉彫のふすま絵として沢山残され、なかなかの見物である。
▽ふすま絵
▽腰越状
4月19日(土)には義経祭が行われ、沢山の観光客で賑わう。
江ノ島を見てから江ノ島水族館を見物し、龍口寺そして満福寺とゆっくりとまわって約1日の散歩コースでしょうか。
(了)