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▽網走の思い出        =中西 仁史=

オーロラ船に乗りました!

(網走の今-事情  パート−1 )

 盆・暮以外はナカナカお里帰りができない"上京人"である私たちですが、"冬の北海道に行ってみたい"と言う香港人夫婦の一言から、『行くんなら網走で流氷よ!』と引き受け1月18‐21日まで添乗員よろしくお里帰りしました。
 流氷と言いながらも"2月までは来んよ!もう忘れたかい?!"と言う日程にもかかわらず、天は我に味方。なんと40年ぶりの寒さで早めの接岸、オーロラ船の就航日の第1便=20日朝9時にTVカメラに手を振り乗船した次第。
 自分の年から18を引くと故郷を離れてからの年数と言うのは、東京に住んでいる人達の大体の目安でありますが、僕らのいた時、流氷とのお付き合いは"オーロラ船"ではなく、ホームルームでやたら力説=禁止されていた"流氷遊び"でした。
 それを船の上から身の危険を感じず体験できるのには隔世の感があります。(3千円はチョット高い気もするけど、、)流氷を割りながら進んでいく様を真下に見、知床連山・能取岬を海の上から眺望し、気が付くと耳がカチカチで慌ててユニクロのスキー帽で防御と楽しい1時間でした。

  

 恩師の紹介で、市の観光課の人と会い、聞けば最近台湾の観光客が多いとのこと。 
 アジアの南方面の人達は海に氷がはるだけで感激モノですから忘れられない想い出となるでしょう。 また 冬の味覚もそれにプラスされてると思います。 (よく上海蟹といいますが 身びいきでなく、蟹は"毛蟹"が一番−タラバではナイヨネ−と個人的に思ってます。)
 大学も企業誘致もできず網走に経済的に貢献できない私は、せめて今回感激した香港人にクチコミで網走観光を宣伝してもらいます。
しかし 離網時、"これから3月末までは満杯で断るケースもある。なんとか一年平均でうまく回転してくれればいいんだけどねぇー"とのホテルウーマンの話。
 パート−2では 地元ではあまり気づかない、又外に出て多少都会に染まった私達が網走で新鮮に感じたもの等を思い起こして考えて見たいと思います。
とにかく 網走に親戚いれば宿の心配は要らないので、3月末に流氷がサヨナラする前に友人を誘っての旅支度をお薦めします。

(続く)

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       中 西  仁 史 

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